事務系総合職のプラプラ

メーカー勤務、日々思ったことなど

私の家族

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

 

お題に沿ってみます!!

私の祖父母は、祖父が93、祖母が88の超高齢2人暮らしです。

ど田舎で、結構慎ましく(というか、田舎持ち家だと本当にお金がかからない。)、楽しく過ごせているようです。

もちろん、悩みも多いと思います。

祖母は痴呆が進み、家事をしたがらない。

祖父も足腰が弱くなっているのに、畑仕事が大好きで、毎日動いていないと気が済まない人。

こんな祖父母と20になる前まで、一緒に過ごしました。

私は両親がいないのでw

 

祖父に、じゃあ、戦争体験を訊く、と思っても、砲弾が飛んできてとか、特攻でとか、そういう話は無いわけです。ごく普通に、穴を掘っていただけです。

でも、だからこそ、「今生きとって好きなこと、出来るんだわ。」と言います。本当にそうです。

祖母は、いわゆる昔の女性。男子より先にご飯を食べるのも、お風呂に入るのもダメ。一歩下がって三つ指ついて・・・が基本。

「女が酒飲めるのは、はしたない。」

「居酒屋は不良が行くところだ~。」←行ったことがないので、そういうイメージらしい。

と、戦前生まれの特徴をきちんと踏襲しているわけです。

団塊の世代代表の叔父は、

「昔のじいさん、ばあさん(私の祖父母、叔父からすると義父母)は、本当に働き者だったんだ、朝5時前に起きて。」

と言います。確かに、昔の人は本当に働き者!

祖母は、続けて、「牛の乳しぼりとぉ・・・」と話しますが、ほとんど愚痴が出てきたり😁

 

祖父母は、仲が良くて、一緒にずっと働いてきました。

別に恋愛結婚でも無い。昔はそれが当たり前。

 

もう先はそんなに長くないだろう祖父母に、今のうちに聞ける話ってまだあるだろうか?

祖父母のおかげで、食べ方もマトモになったし、

祖父母のおかげで、NHKばっかり見てたから、今更NHKが好きになり、新日本紀行をもう一度見たくなり、

祖父母のおかげで、田舎暮らしにファッション性を求めることもなく(「野良仕事」です。)、

祖父母のおかげで、今でも野菜が送られてくる。

この間は夜7時に電話してみたら(まだ寝ていないと思い)、祖母が「おじいさんは、米踏みしよる~」とのこと。

夜遅くまで、仕事をしているのです。93歳で!!とにかく作ったお米を親戚中に送っています。涙が出そうになりました。

祖父母がいなくなれば、私は寂しい気持ちでいっぱいになり、誰も住まなくなった実家を掃除しているのだろうか・・・

小さい頃に、みんなでご飯を食べたあの家が朽ち果てて行くのは、仕方のないことだろうか・・・

おばあちゃん子おじいちゃん子だった私が、今できることはなんだろうか、とズーッと考えています。

今年は、お正月、それからGWは帰れず、7月、8月、と帰省。

10月も帰省しようかなと。

おばあちゃんが、私のことをずっと「いつ帰ってくるんだ~」と呼んでいるそうです。

 

私が2歳のころ、おばあちゃんが、えべっさん参りに私を背負ってお参りして、帰りに試しにくじを引いたら、一升びんの酒が当たってしまった。

私を背負うだけでも重いのに、一升びんも担いで帰ったのが、忘れられない思い出のようです。

今は子供も減って、秋祭りも寂しいんだろうなと、ふと、田舎の風景を思い出します。

おじいちゃん、おばあちゃん、また帰るなぁ。

 

 

 

※祖父母、が途中からおじいちゃんおばあちゃん、になったの、お気づきでしたか??